「お家を建て替えることになった」「引っ越し先にお仏壇を置くスペースがない……」 そんな時、お仏壇をどう扱えばよいのか悩まれる方は多いものです。
「お仏壇を処分するなんて、罰が当たらないかしら?」と不安や申し訳なさを感じることもあるかもしれませんが、どうぞご安心ください。 今回は、お仏壇の処分や移動を考えるときに知っておきたい、基本的な考え方と具体的な手順をご紹介します。
お仏壇は「仏様の大切なお家」です
お仏壇の処分をためらってしまうのは、それだけお仏壇を大切に思われている証拠です。 しかし、お仏壇そのものに魂が宿っているわけではありません。お仏壇は、ご本尊(仏像や掛け軸)やご先祖さまの位牌をおまつりするための、いわば「大切なお家」のような存在です。
ですので、適切な手順を踏めば、お仏壇を新しくしたり、手放したりすることは決して悪いことではないです。
ただし、そのまま家具のように処分するのではなく、まずは中におまつりされているご本尊や掛け軸から「お魂(たましい)抜き」をして、感謝の気持ちを込めてお見送りしてあげましょう。
スムーズに進めるための2ステップ
お仏壇を動かしたり、お別れしたりする時は、以下の手順で進めていくのが一般的です。
1. まずはお寺の住職さんに相談してみましょう
まずは、ご本尊や掛け軸に宿った魂を抜いていただく「お魂抜き(閉眼供養)」の相談をします。 「自分の家は何宗かしら?」と迷われたときは、この機会にご実家や親戚に確認してみるのも良いですね。
お寺さんにお渡しする「お布施」の金額に決まりはありません。もし迷われたときは、直接住職さんに「皆さん、どれくらい包まれていますか?」と相談してみるのが一番安心です。
2. 「お魂抜き」と「移動・処分」の日取りを決めます
住職さんとお話しして、供養の日程を決めましょう。
- 処分や引き取りを希望される場合 お仏壇の引き取りは、お魂抜きが終わってからになります。当店(銭辰堂)へ引き取りをご依頼いただく場合は、一週間前くらいを目安にご連絡いただければ、スムーズに準備が進められます。
- お引っ越しの場合 最近ではお仏壇の引っ越しを同日にされる方もいらっしゃいます。魂抜きや移動設置、魂入れをスムーズに行えるよう前もってお寺さんに相談されることをお勧めします。またどうしても同日に引っ越しを終わらせることができない場合は、当社でお仏壇の一時預かりもしておりますので、ご相談ください。
ちょっとしたポイント:お引っ越しの順番
お引っ越しの際、「お仏壇はいつ運べばいいの?」というご質問をよくいただきます。 特に決まりはありませんが、多くの皆さまは「一番最初にお仏壇を新居に入れ、その後に家具を運び込む」という順序で行われています。「まずは仏様に新しい住まいへお入りいただく」という、日本らしい思いやりの形ですね。
お仏壇のことでわからないことがあれば、どんな小さなことでもお気軽に当社までご相談ください。大切な節目を、心を込めてお手伝いさせていただきます。